Collable、CAMP、ピッケ(グッド・グリーフ) の3団体協働で、障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクト、第3回目を実施しました。
このプロジェクトは、様々な発達状態にあるお子さんが一緒に混じっての活動です。途中多少走り回る子がいてもOK、教室へ入れなくてもOK。 創りたい気持ちはあって、その子なりの調整をしているので。 聴覚過敏のある子はうるさい声や拍手の音なども苦手だそうで、教室の外で皆から離れて作成。 後半の製本のときには、教室の中に入ってきてくれました。がんばって録音もして、長丁場を最後までやり遂げました。 お母さんの支援のなさり方が見事でした。
友だちどおしで参加している子たちは、互いの様子が気になり気遣って様子を見に行ったり、彼らなりのやり方で励ましています。 最初お母さんと離れるのが心細くて泣いてしまった女の子も、さいごまでがんばり、アンケートに「たのしかった」と書いてくれました。 様々な子がいることで、子どもたちどおしの関わりあいが生まれ、場もリラックスするように感じます。
今回はワークショップ自体は1回のみにして、終了後のオールスタッフでのふりかえりミーティングに時間をかけました。 ひとりひとりの子どもについてエピソードを書きだし壁面に貼り付けて皆で共有し考察。 そうすることで、ひとりの子についての時間経過の垂直方向、周辺の子どもとの関わりという水平方向、加えて、子どもへのファシリテータからの働きかけとそれに対するリアクションという 多層多視点となり、子どもたちそれぞれの活動が浮き彫りに立ちあがってきました。
何より嬉しいのは、どの子も、上手くいかないことや自分の中での葛藤があったとしても、 とにかく工夫し時にはファシリテータに助けを求めて、なんとかやりくりして作品完成のゴールへたどりついていること。 子どもの精神のみずみずしさ、前へ進んでいくひたむきさを感じました。
ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
CAMPさんのレポートページ。