未来の図書館について考え、そのアイディアを紙/デジタル絵本にするワークショップを、新宿区立中町図書館、ドットDNPさんとの連携で行いました。 対象は新宿区立の公立小学校4~6年生(最終的には3年生もひとり参加)、大半が中町図書館の地区の子どもたちです。
最初に中町図書館の鹿島館長から、図書館の仕事や歴史、役割についてお話いただき、続いて、移動図書館やネットワーク型のマイクロ図書館、デジタル図書館など世界のさまざまな図書館を見ていきました。
アイディア出しをして、次に、それを物語として表現します。 考えるヒントに、ロバの移動図書館の実話が基になった絵本を紹介し、自分のアイディアを伝えるためには、誰の視点でのどんな物語にするとより伝わるかを考えてもらいました。
森の中、地下、海の中、飛行機の中…たくさんの「未来の図書館」絵本が生まれました。なかには、いつでも、どこでも想像の中で自由に出かけられる頭の中にある図書館というアイディアもありました。その図書館では、返却期限に遅れると大事な物がひとつ消えてしまうのだそうです。
「未来の図書館」をテーマに掲げた今回、特に伝えたかったのは、図書館など社会のインフラも、自分たちでアイディアを出してつくっていくと思ってほしいということでした。 当初は支配者層や知識階級のものであった図書館が、日本ではたかだか60年ほど前にようやく市民に開かれた場になったことを知り、その連なりの先に、次は自分たちが作っていくのだと楽しみに思ってくれたらいいなと願っています。
ブログに詳細を書きました。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
DNPさん(プロのカメラマンさん)撮影の写真はコチラです。
みらいドットDNPさん公式レポート「未来の図書館は土の中!?」