※ 2020年12月31日「ピッケのおうち」は終了しました。
やっほー! ぼく ピッケ。
ネットのせかいの ちいさなおうちで くらしてるんだ。
おうちのドアを クリックして 「ピッケのおうち」へ
あそびにおいで!
ぼくといっしょに かくれんぼやぬりえ もりのなかまと
おんがくで あそぼう。
パパやママ ようちえんやほいくえんのせんせいと
いっしょにね。
「ピッケのおうち」は、はじめてコンピュータに触れる子どもたちが、パパ&ママと一緒に楽しむインタラクティブ絵本です。サイト内には、工作など手を使って作る遊びも充実。
ピッケの世界を、親子で楽しんでくださいね!
※サイト内で、「お母さん」「パパ&ママ」とある箇所は、もちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、幼稚園や保育園の先生、ご近所さん…「その子を大切に思う身近な年長者」であれば、どなたでもOK!
幼い頃に、たくさんの「嬉しい・楽しい」を味わうことは、人生を歩んでいく大きな力になると思います。また これからの子どもたちは、コンピュータやインターネットと生涯つきあっていくことになるでしょう。
その最初の出会いを幸せなものにしたいと願い、「ピッケのおうち」をつくりました。
絵本など既存のメディアには、子ども向けの優れたコンテンツが数多くあります。インターネットという新しいメディア上にも、子どもたちの喜ぶコンテンツを作れないだろうか…。
答が見つからないので、作りながら考えることにしました。こうして生まれたのが、「ピッケのおうち」です。
始めたのは2001年。とりあえずできるところまでやろう、がちょっとずつ繋がってここまできました。
はじめて大勢の子どもたちに、ワークショップというカタチでピッケと遊んでもらった2005年、その想いをCANVASのコラムに書きました。
>> コラム「子どもたちにコンピュータと幸せな出会いをしてほしい」
ピッケの誕生や開発について、インタビュー取材を受けました。
>> 「プレジデントファミリークラブ」インタビュー動画
ピッケはコブタの男の子。寝て起きて食べて…インターネットの世界で暮らしています。
ピッケの暮らす「おうち」と音楽であそぶ「リズムのもり」の 2つのステージがあります。「おうち」で、ピッケと一緒にかくれんぼやお絵かきをしたり、「リズムのもり」へ出かけて仲間たちと音楽セッションをしたり。インターネット上に、いつでも会いに行ける友だちがいる感覚を味わえます。
就学前のお子さんを、主な対象としています。
絵本の読み聞かせをする気持ちで、お子さんを膝に乗せ、どうぞ親子で「ピッケのおうち」を楽しんでください。
ふきだしでセリフをつけてはいますが、それにとらわれず自由にアレンジして、パパ&ママの声で話してあげてくださいね。
その他、理由のない"戦う・傷つける" をしない、子どもの名前で呼びかける、知識の習得を目的とせず楽しむことを目的とする、子どもをせかさない、子どもを肯定する、平易なことば、子どもにまっすぐ届くビジュアル、簡単なマウス操作のみで遊べる…など、シナリオやデザインにおいて心がけたことがたくさんあります。
ややかたい言葉になりますが、以下に、未踏ソフトウェア創造事業での開発内容のPDFがあります。
>> 幼児向けインタラクティブWebソフトの開発(PDF)
こちら論文の中でも「前身ソフト」として記述しています。
>> 「おはなしづくりソフトの開発?子どもたちの心の中に安全基地を育てたい?」(PDF) 情報処理学会
いきなりお使いいただいても大丈夫なほど、あそびかたは簡単です。
ピッケのセリフがふきだしで表示されますので、絵本の読み聞かせの要領で、語りかけてあげてください。
そのまま読んでいただいてもいいですし、例えば、その日のできごとを盛り込んだり、ピッケのセリフを通じてパパ&ママの気持ちを伝えたり。自由にアレンジしてみてくださいね。
「ピッケのおうち」で遊んだ後は、「つくってあそぼう」にある工作も、ぜひお試しください。より世界が拡がります。
>> 「ピッケのおうち」の詳しいあそびかた
2001年、子どもたちにコンピュータと幸せな出あいをしてほしいとつくり始めました。
ご家庭で、ワークショップで、学校など教育機関で、子ども向け施設で、商業施設で、小児医療施設で。
「ピッケのおうち」「ピッケのリズムのもり」(タッチ版)は、さまざまな場所でご活用いただいています。
自サイト内の小さなコーナーとして2002年にスタートした「ピッケのおうち」は、たくさんの方に応援していただき、ここまでに育ちました。ありがとうございます!
まだまだ つくりたいもの、したいことがいっぱいあります。
「ピッケのおうち」は、これまでどおりWeb上での無償公開を続けます。
「ピッケのつくるえほん」を、事業化しました。
いかに継続するか安定運用するかも、私にとって重要な課題です。
ピッケの活動を通して
子どもたちと新しいメディアの最初の出あいを幸せなものにすること
幼い日にたくさんの「嬉しい・楽しい」を味わうことで「大丈夫」の源泉を育てること
にささやかであっても役立ちたいと願っています。
これからも応援、協働していただけると嬉しいです。
2009年12月 朝倉民枝
Flash の終了にともない、Website「ピッケのおうち」は20年の幕を閉じることとなりました。
遊んでくれた子どもたち、ありがとうございました。
子どもたちに会うステージである「おうち」は失いましたが、ピッケは今もかわらずインターネットの世界で暮らしています。お話づくり「ピッケのつくるえほん」も続けます。
2020年12月31日 朝倉民枝
朝倉民枝(クリエイター)が作りました。
作者プロフィール >>
<制作スタッフ> | |
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企画・デザイン・制作: | 朝倉民枝 |
プログラミング: | 吸原栄二 |
CG: | 朝倉民枝 吸原栄二 |
リズムのもり音楽: | 大貫貴子 |
SoundEffect: | 朝倉民枝 大貫貴子 |